しろみさかな

スティーブ・ジョブズのしろみさかなのレビュー・感想・評価

スティーブ・ジョブズ(2013年製作の映画)
3.3
アップル製品をめちゃくちゃ愛用しているのに、あんまりジョブズのことは知らないなぁ…と思って鑑賞しました。噂には聞いていたけど、結構怒る人だと。まさにその通りでした。でもそれは信念があって、真面目で未来を見据えているからこそ、必要のないモノや人を切っていく。倫理的に見たらなんて人でなしなんだ!と思えるのも、仕方がないことなのだなぁと思いました。それだけ揺るぎない信念があり、そこに突っ走っていく人なんですよね…。
でもやっぱり、この映画を見てもわたしは尊敬することが出来ませんでした。変わった人だなっていうことしか伝わってきませんでした。もっと終盤のデザイナーとのやり取りみたいなシーンが欲しかったですね。なんでそんなにジョブズが尊敬されるのか…謎めきでした。
ひとつなるほどと思ったのが、3年、5年、あるいは10年先を考えているか?というセリフ(だいぶ違ったらごめんなさい)今が良ければいいや!の人は、きっと画期的で愛されるモノを作ることは出来ないと思います。やっぱりデザインや機能が新しくて、驚くべきモノを生み出せる人は色んな角度から物事を見ているはずなのです。それはもうなるほど…と脱帽しました。新しいものを作り出すことって本当に難しいんですよね。それは周りから見たら、異端だとか誰が使うねん!って思われてしまうのですが。それが年を重ねていくと、本当に当たり前に我々の生活に溶け込んでいくんですよね。だってわたしが高校生の頃はiPhoneは無くってパカパカケータイで。それはそれはもう衝撃的だったんですよ、スマホの存在は。それがたったの10年そこらで、もう日常に溶け込んでるんです。驚くべき進化の年月の短さ…。
まあ、興味がある人は是非どうぞ。あんまりオススメはできなかったかな…。
余談、ジョブズが亡くなった時に、絶対発表してないだけでiPhone18くらいまで作ってるやろうなぁ〜って思いました。(笑)そして天才は早く亡くなるのは何故なのか…。
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