iPod、iPhoneでドカーンという話ではなく、Apple創設と初期の揉め事に焦点を当てた映画だった。
ジョブズが妊娠した彼女を捨てた挙句、リサを認知するかしないかのくだりに関してあまり意味をなさず、ただジョブズに対する嫌悪感だけが増すシーケンスになっていたのがよく分からなかった。
子供を拒否しなくてはならない葛藤の様なものがあったのかどうなのかも分からずに、何も解釈出来なかった。
最初に勤めていたゲーム会社で一緒に作ったエンジニアももっと報われて良いなと感じた。
実際にいた人の伝記だからこそ、美しくないエピソードを物語にするための取捨選択が難しかった様に思う。