このレビューはネタバレを含みます
ハイスクールミュージカルのドラマシリーズを見るため、初代三作品をおさらい後、シャーペイのスピンオフがあると知り、視聴。
ハイスクールミュージカルでのシャーペイは意地悪で自己中。だけど、しっかりと魅力と実力はある彼女。本編で描かれている以上に彼女のことをもっと深く知りたいと思っていたので、ウキウキしながら視聴を開始しました。
よく映画である、自分のことしか頭にない女の子が、厳しい環境を通して、素直になっていくという映画なのかなと勝手に思ってましたが（ハンナモンタナ ザムービーがこのテイストですよね）、この映画は”自分は自分らしく”というテーマで、とてもよかったです。自己肯定感が爆上がりする内容でした。
目的のためなら手段を選ばないシャーペイは、いつの間にか、成功することだけを目標にして、シャーペイらしくないことを知らず知らずのうちにやっていた。だけど、シャーペイはシャーペイらしく、自分に自信があるいつものシャーペイが一番輝いているんだ、という愛のある終わり方でした。特に、ぼろぼろの部屋をピンクの家具や壁紙、アイテムでリフォームするのはシャーペイらしくていいなと思いました。多分そのアイテム代は両親が出してくれているのだと思いますが、親からのお金は惜しみなく使うけど、工夫はしっかりするところが彼女らしくていいなと思います。
もともと、本気でステージで輝く世界を夢みて努力していたシャーペイが、ちょっと歌がうまいってだけで本気でステージに立ちたいわけでもなく歌っているトロイとガブリエラにイライラする気持ちもわかります（笑）。
また最後ペイトンと恋に落ちますが、ペイトンはかっこいいですし、好きになる要素しかないですが、恋愛要素があることで少し安っぽくなってしまったかなと感じました。
そんなシャーペイが、自分の力を信じ、成功を収めることができたのは、報われましたし、とてもよかったです。
