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親密さのなのネタバレレビュー・内容・結末

親密さ(2012年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

見終わった次の日延々考えてしまった。どの作品もそうだけど頭に残る言葉がたくさんある。言葉がたくさんだから飲み込むまでに時間がかかる。与えられたものをやっとそのまま返せるようになったのに、もうその時には一緒にはいられないことをお互いに分かっている寂しさ、それでも変わることを肯定する素敵なラストだった。共感を求めてないと感じるのがこの監督の映画の好きなところだけど、おそらく?大学演劇が舞台で世界の中心がそこにあるみたいな、社会の流れを一歩引いて見るような空気感とか、彼らが将来思い返すと恥ずかしくてたまらないであろうことは、自分の身にも覚えがあって他の作品より入り込んで見てしまった。ん?となるところもあった(演劇の手紙のところ、2年後の彼の動向とか)ハッピーアワーとか偶然と想像もそうだったけど、見終わったあとタイトルの素晴らしさに感動してしまう。「言葉と乗り物」っていう特集名も最高。映画館で見られてよかった。
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