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親密さのzkknのレビュー・感想・評価

親密さ(2012年製作の映画)
4.0
ハッピーアワーほどどっぷり浸かれたわけではなかったが、濱口さんの洗練される前の作品を観れてよかった。
・好きとか愛情とか友情とか信頼とか欲望とか。人々のそうした関係性を親密さという言葉でそういえば形容できるよな〜と気付かされた。
・ラストシーンで、連絡先を聞かないのに令子を電車で追いかける亮は、2人の名前のつけられない親密な関係性が上手く描かれてた気がする。このエピローグの余韻たるや。
・劇中歌とその挿入されるタイミングにセンスがありすぎる。
・言葉の力を信じる金言がたくさん「言葉が夜の底に落ちている」「言葉は人の魂に触れる手だ」「言葉は想像力を運ぶ電車です」
・あとものすごく細かいけど、東急目黒線と東急東横線、山手線と京浜東北線はいずれも並走しながら分岐していく路線なんだよなー。
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