このレビューはネタバレを含みます
修理工からスタートしたアル。
苦労に苦労を重ねてトップセールスマンに。
そして社長令嬢との結婚も決定し有頂天になっていた。
古くからの仕事仲間と遊んだ帰路、人をはねてしまう。
一度は車を止め、被害者に近づくが仲間に促されその場から逃げてしまう。
その一部始終を向かいのアパートから目撃したのがジュリエット。
すぐさま現場へ行き救急車を要請する。
心配なジュリエットは翌日、病院へ。
そこで被害者の妻ヴェラと会う。
事故が気になるアル。
被害者が気になり病院へ。
アルとすれ違ったジュリエット、彼が犯人だと確信するが・・・・・・
交差する三者のストーリー
苦労の末、手に入れた幸福を失いたくはないアル。
根は純粋で誠実。
そんなアルの人柄を理解したジュリエット。
パートナーとの関係がぎくしゃくしていることもあって、めんどくさい行動を起こしてしまう。
被害者と妻ヴェラはヨーロッパ最貧国モルドヴァからの移民。
移民といっても正規ではないから不法就労。
警察に行けない。当然告訴出来ない。病院の支払いも無理。
泣き寝入りするしか・・・・・・
事件の当事者でないジュリエットが事件を勝手に複雑にして、勝手に困ってるだけの物語。
結局アルは自滅して、ヴェラはいくらか救われて終わるけど消化不良なままで終わってしまった。
土曜サスペンスでも無いわー、という脚本。
まぁ、アラン・ドロンの再来と云われるラファエル・ベルソナーズで一本作りたかったんだろうと。
アラン・ドロンの再来って、何人もいますよね。
クロティルド・エスムの方が良かったけどね。
貧ぬーで(笑)。