DQNたちが民家に忍び込むと死んでるっぽい爺さんとたくさんのVHSが。そのVHSを一本ずつ見ていく......という体で異なる監督による5本の短編POVホラーが集められた枠物語形式のオムニバス。
まず全体のことを書くと、とにかく長い。オムニバスとはいえ特にオチのないPOVホラーで2時間近くなんて!
各短編はそんなに長く感じないんだけど、枠部分が無駄に多いのが鬱陶しい。最後に何か全体を〆るオチがあればいいんだけど、特にそういうのもないなら枠部分あと20分削れるでしょっていう。
それぞれの話も特に説明はなく気持ち悪い映像が流れるだけだが、こちらは短いからまだ許せる。こういう投げっぱなしなのは好きじゃないけど、それぞれ見るべきところは無くもないしね。
個人的に一番良かったのが1本目なのでそれ以降ダレたのもマイナスポイント。
「AMATEUR NIGHT」
エロもグロも生々しくてワォって感じ。途中までフェイクドキュメンタリーとしてなかなかのリアルさだったが、それより何より全てをぶち壊すようなバカでファンタジックなラストが最高。
「SECOND HONEYMOON」
あまりにも説明がなさすぎるのと、起こることがアレだけで盛り上がりに欠けるのが難点。ただ××は好きなので嬉しい。
「TUESDAY THE 17TH」
グロ度の高さが良い。エロくなりそうであんまりならない肩透かしは良くない。明確な出来事が起こるブレアウィッチって感じ。
「THE SICK THING THAT HAPPENED TO EMILY WHEN SHE WAS YOUNGER」
さすがにもうちょい説明しろや。一番つまらんけどオチを付けて長編化すれば面白そう。
「10/31/98」
最後の光が迫ってくる場面は印象的で良い。話の展開はわけわかんなすぎる。