圧倒的没入感を体感できる作品。
ストーリーは宇宙空間に取り残された主人公が地球に生還するまでのシンプルなストーリーだが、そこまでの心理描写や少ない登場人物間での会話劇が印象的(本作の裏側はあまりしらないが、小説であったり会話劇であっても面白そう)
展開が進むなかでピンチが次々と訪れる展開はアドベンチャーの要素を含んでいるが、失敗=死を意味する宇宙空間での1人称視点の描き方は、観ている我々もハラハラできる演出で面白かったです。
どんな局面であっても「人生は旅だ」と思って落ち着いて行動できるコワルスキーの様な人間にはやはり憧れます。
娘の死という現実を受け入れそれを生きる活力へと繋げる、宇宙が舞台だからこその"生と死"を描いた作品だと思います。