このレビューはネタバレを含みます
190919
マットは終始かっこよく、ストーンは終始パニクっていた。
マットはストーンを愛していた。そしてストーンも同じくマットを愛していたのだと思う。死を覚悟した直前にストーンの夢の中にマットが出て来たというのは愛している証拠だと思う。
大地に泳いでたどり着く、大地を握り締める、重力でなかなか立てずにいる、このそれぞれの瞬間にとても心が震えた。
宇宙空間から見る地球越しの太陽の光や地球の青さはとても綺麗だった。人類にとってその光は希望を感じるものだと思う。しかし、綺麗すぎて、地球の影にいるストーンとマットの小さな姿や、ソユーズやISSは、対照的に絶望を感じた。広大な宇宙空間の中での人間のちっぽけさや無力さを強く感じた。
この希望と絶望が入り混じった美しい映像は映画館の大スクリーンで見たかったと感じた。
最後に、引っかかった点について。
パラシュートがISSに絡まることなんて想定できるだろ。
そんな悠長にパラシュートを取ってる場合か。