「ハロウィン」のリメイクのクセに全然違うアプローチすぎて、良すぎてジュッジュワ~ってなる(私が)話。
環境によって子供が悪いほうへ育ってしまう話はごまんとあれど、その子供が自分を馬鹿にしてた親を惨殺しその後の人生も容赦ない殺戮シーンをズラズラと描いてくれたのはロブゾンビただ一人。オブラートが一切ない映像が最高に良くて、ロブゾンビは悪そうな顔してるけど本当の意味での常識者だよなーと勝手に思ってしまうほど。
この人の作風はいつも一本、か細いけど良心が物語の向こう側に見えるところ。血だまりの向こう側にもそれが見えて「狂気とはこういうもの」という提示がババーンと堂々描かれているのが好き。ほめすぎかも。まぁ好きだからしょうがない。
そういう意味では本作はまっとう大真面目な作品だと思います。