mgc

ハロウィンのmgcのネタバレレビュー・内容・結末

ハロウィン(2007年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

リメイク。
中々の原作レイプ作品。
音楽、ストーリーライン、演出をなぞりつつも定番の流れを裏切る展開や、ヘビメタやパンクさを取り入れた感じになっています。
往年のホラー映画名スターたちが多数出演。

冒頭30分かけてマイケルの幼少期を描くという挑戦をしているけど寧ろ魅力がないし、結局オリジナル同様の無差別殺人マシーン。

ハナから動物殺してる救いようがない最低なクソガキが、大人になってバカスカいろんな人殺しててもスッキリしないし気持ちが悪い。めちゃくちゃオーバーキルするし。。。

やっぱりマイケルは生まれながらの完全悪でバックボーンも薄く、「彼のことをあまり知らない」からこそ深く考えずに暴れ回るのを安心してみれていたんだなぁ。
あとローリーを同情できるキャラに描けてない所もマイナス。

マイケルが襲うシーンでずーっと画面がグラグラしてて見辛い。
オリジナルの音楽と更にゾンビの趣味のヘビメタとかが使用されているがハロウィンにはミスマッチかな。悪い意味で不穏な雰囲気が消えてしまっている。

...
ストリッパーの母、そのボンクラ彼氏とフ●ラで小銭稼ぎする姉、泣き叫ぶ産まれたての妹。
粗悪な環境でパンクでデブスな少年マイケルは精神を病み動物を殺す毎日。ある日いじめっ子を殺したことで快感に目覚め、愛する母と妹以外の家族を惨殺する。

精神病院に入れられるも殺人の記憶が消えたり、突如発狂したりと手がつけられないマイケル。目を離した隙にナースを殺してしまう。母は精神的に疲弊しついに自殺してしまう。

15年後、大人になったマイケルくんは別の病院への護送作業途中に鎖を引きちぎり(いつの間にそんなパワー系に)殺戮しまくりながら逃走する。(警察がロクに仕事しない無能)唯一の肉親である妹を探し出すために.....

一方妹のローリーは出自も知らず、ぬくぬくと暮らしていた。ハロウィンの夜に彼女を嗅ぎ回るマイケルが案の定襲いかかる。
今作のルーミスは全く活躍しない。

ここまではオリジナルとほぼ同じ展開を辿るが、マイケルはローリーを捕まえて幽閉する。そして幼い頃の自分とローリーが写った写真を見せて何かを訴える。今作のマイケルはローリーを殺したいのではなく、家族を取り戻したかった一心で暴れ回っていたのだった(迷惑)

もちろんローリーは何もわからないので必死に逃走。今作はローリーにマイケルが飛びついて2人とも家から落下。
そしてローリーはマイケルを銃殺。泣き声を上げる姿が赤子の頃と重なる(ここはめっちゃすき)(その他の登場人物がぶん投げられてるのはどうかと。)
mgc

mgc