DAI

パトリオット・デイのDAIのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
3.7
2013年に発生した、ボストンマラソンを標的にした爆弾テロを題材にした実録サスペンス。
世界を震撼させた同事件の解決に奔走した者たちの姿を追う。
監督は『バーニング・オーシャン』などのピーター・バーグ。
主演はそのバーニング・オーシャンでもタッグを組んだマーク・ウォールバーグ。
事件当時の実際の映像も盛り込み、緊迫感をより際立たせている。

ボストンマラソンで起きた爆破テロ事件。
その容疑者を確保するまでの102時間・・・
ってか102時間って冷静に考えたら凄まじいスピード逮捕ですよね!
その間に何が起きて、どういった経緯を経て逮捕にいたったのか、
それを圧倒的なリアリティで描いた、エンタメ作品です。
まず何が凄いってその映画に対しての没入感ですね、つまりこれはまさにリアリティによるモノなんですが、
これが本当に凄まじい。事件発生から犯人逮捕まで、
映画内のキャラクターと同様に、一気に駆け抜けるってカンジなんです。
FBIと警察の協力による仰天の捜査方法や、
犯人の手がかりが徐々に浮かび上がり、追い詰めていく過程。
その最中に起きた2次事件じゃないですけど、恐ろしい犯行・・・
戒厳令まで敷きボストンの街が一つになっていく様子や、
勇気ある市民の行動。
どれも本当に興味深いエピソードばかり、ドラマティックです。
お気に入りのシーンがあって銃撃戦やってる警官に、家に避難してる市民がこいつで犯人をやっちまえ!
っていってなんか小ぶりのハンマーを渡すんですよ!
なんか市民の熱いハートも感じるし、その善意がなんか尊くて、ちょっと和みました!
もちろんこの素晴らしいドラマを演じている俳優の演技も素晴らしくて、
マーク・ウォールバーグはじめ流石ってカンジでしたね〜
欲を言うならJKシモンズにもうちょっと活躍の場がほしかったけど(笑)
起きた事件は悲劇なんですが、そこから犯人逮捕にいたるまでのドラマは本当に感動します!

他のユーザーの感想・評価

maru

maruの感想・評価

3.7
ボストンマラソンのテロ事件が、とても生々しく描かれていた。
ニュースだけではわからなかった被害の大きさや、警察の方々の苦労を痛感できた。
栗松

栗松の感想・評価

3.4
ボストンマラソンの事件を元に作られていて、爆発後の様子がしっかり表現できていてよかった。
見ていて怪我人が多くてこういうことに巻き込まれたらどうすればいいとか色々考えさせられた。
Dana

Danaの感想・評価

4.0
映像がリアルすぎて緊張感がすごい
確かジェイク・ギレンホール主演の映画にもこのテロを題材にしたやつがあった。

マーク・ウォールバーグは暴言吐きながら悪態つく役が似合う(というか今のところ殆どそんな役)
メリー

メリーの感想・評価

3.8
「ボストンよ、強くあれ」

映画というよりドキュメンタリーを見る覚悟で見た方がいい程、緊迫感に満ちた作品でした。記憶に新しいボストンマラソン爆破事件がどういった顛末を辿ったのかまであまりきちんと知りませんでしたが、舞台裏を知れて良かったです。

ラストに事件に関わった人々のインタビューが入るのがドキュメンタリー感がありました。今後こういった事件やテロが起きないことを祈るばかりです。
Zach

Zachの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

・いろんな名優が出てる
・メリッサベノイスト途中まで全く分からんかった。
テロ後の対応に無駄が感じられず
ややプロパガンダ的な作為も感じられなくはないが
実際の事件後の迅速さも知るところであり、
印象のよいままで終えられる作品。

やはりテロの凄惨さは
締め付けられるものがあり、
年を重ねる毎にやるせなさと
絶対に二度と起きてほしくないという思いが強まっていく。
若色

若色の感想・評価

3.3
操作物を観たくて鑑賞。
歴史あるマラソン大会での無差別テロか102時間で解決したアメリカ万歳のヒーロー映画。
それもそのはずテロは「パトリオット・デイ(愛国者の日)」に起きたもんだから、そりゃー自分の国を、街を、土地を守ろうとする気持ちが昂る日。

映画もサクサク進む展開で、とても観やすい◎

被害に遭った人もみんなハッピー♪にしちゃうアメリカンドリーム寄りな思想ではあるから、そうじゃない人もいるし、そうじゃない人がいてもいいんだっていう感覚を忘れないようにしたいと思う。
odyss

odyssの感想・評価

3.5
【アメリカの愛国精神】

2013年4月、米国ボストン・マラソンで爆弾テロ事件が起こる。
本作品は、この実在の事件をもとに、警官や参加者、観客やテロ犯人がマラソンの数日前から数日後にかけて何をしていたかを、さらに事件後のFBIによる捜査の様子や犯人がつかまるまでの経過を映像化したもの。

ドキュメンタリーではないが、ドキュメンタリー調の映画になっている。

丹念に作られた作品であることは、鑑賞するとよく分かる。だから充実した映画ではあるのだが、犯人の動機の描写がやや弱いのが惜しい。

最後はテロに負けないボストン市民の団結を示して終わりとなる。
実在の事件を乗り越えていこうとするボストン市民の気持ちには敬意を表したいけど、日本人の目で見ると、犯人の動機描写にあまり時間をかけていないことを含めて、きれい事過ぎという感じがあるのが惜しい。

なおタイトルは、ボストン・マラソンの開催される4月15日が「愛国者の日」で祝日であることから。
ボストンマラソン爆撃事件にこんなにドラマがあったなんて知らなかった。
最初ランダムに出てくる人々が爆撃事件に繋がっていく構成が好き。
日常や希望がある日突然にして変わってしまう、本当に心が痛い一方で愛も感じられる、いい映画だと思う。
ぱ

ぱの感想・評価

3.0
二人の犯人は兄弟、警察との銃撃戦の末に兄は死亡、弟は現場から逃走するが逃げきれず警察とFBIの協力チームに拘束される。
犯人達は若く計画が杜撰だったけど、もし上手くやっていてニューヨークまで成功させていたとしたらもっと犠牲者は多く世界への影響も大きくなっていただろう。
弟は死刑判決、大学の友人グループも犯人達に気付いていながら通報をせず証拠を隠したため捜査妨害で逮捕。
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