このレビューはネタバレを含みます
まだ記憶に新しい、2013年に起こったボストンマラソンでの爆弾テロを描いた映画。
今日もまた世界のどこかでテロが起き、多くの人々が犠牲になっている。自分に直接関係のないテロの記憶が風化していくスピードがだんだんと早くなっていくのは、決して珍しいことではないだろう。
そんな薄暗い時代だからこそ、テロに屈しない強さと勇気をくれるこの映画は評価されるべきではないだろうか。一人でも多くの人にこの映画を見てもらいたい。
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ーーテロだと断言された事により管轄がFBIに移り 犯人逮捕に燃える主人公は歯ぎしりするーーー
みたいな事が公式サイトに書かれていたので、主人公サイドとFBIが派手に対立したりするかもしれない等と危惧していたが、実際はそんなことなく割と協力的に話が進んだ事にホッとした。(一刻も早く犯人を特定・逮捕しなければならない状況なので啀み合っている場合ではないのは当然のことだが...)
主人公と犯人だけではなく被害者達にもスポットライトが当てられ、丁寧に描かれていたところが非常に良かったと思う。
銃撃戦のさなかでも少しクスッと笑えるところは、観る人によって好き嫌いが分かれそうだが私は結構好きだったりする。そんなに小さいハンマーで何ができるんだってツッコミを入れたくなった(笑)