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パトリオット・デイのchameのレビュー・感想・評価

パトリオット・デイ(2016年製作の映画)
4.0
臨場感がすごい。当時の映像と芝居が絶妙にミックスされて、ドキュメンタリーさながら。警察、犯人、負傷者、市民とそのときその場にいた人を通して描かれるテロ。警察官にも犯人にも負傷者にも家族がいて、それぞれの生活、それぞれの愛、憎しみ、悲しみがある。

愛があれば大丈夫!どんな困難があっても強く生きよう!みたいな感覚はアメリカ的な気もする。最後に犯人の友人たちが、犯人を通報しなかったとして逮捕される。愛はもちろん大切だと思うけれど、テロなんてそんなことどうでもいい、自分達が楽しければいいみたいな、そんな無関心さ、想像力のなさが色んな悲しい出来事の芽をつくるのかもしれないなと思ったな。
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