モネ

ハンナ・アーレントのモネのレビュー・感想・評価

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)
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「凡庸な悪」は「根源の悪」とは違う。

コテンラジオのシンドラー回から視聴。

人が人を裁くとは一体どういうことか問われる一作
ハンナアーレントはユダヤ人でありながらアドルフアイヒマンの裁判を傍聴し、
アイヒマンはただの凡人である。そして思考を辞めた時に悪性が生まれる。そしてそれをアーレントは「凡庸な悪」と定義した。

2023年の現在もゴシップやSNS炎上では一面的に物事を見てこういった叩き方をする人は非常に多い。
絶対的な善性も絶対的な悪性も、たった一面からは見出すことはできないのだ。
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