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あの頃、君を追いかけたのERIのレビュー・感想・評価

あの頃、君を追いかけた(2011年製作の映画)
3.6
という事で台湾版を早速観てみる。舞台が台湾の街ってだけでもうずるい。エモさが2割ぐらい増してる。割りとというか結構日本版は本作とキャストのビジュアルイメージも設定も構成も同じ感じなんだね。ただ天パ設定じゃないぐらいで。ただ下ネタはこっちが多め。

妙に厳しい校則や、お家で裸族の主人公も台湾が舞台だと違和感がなくて、ずっと彼らの学生生活に入っていけるから不思議だ。

優等生の君と、勉強が苦手の僕。先生の機嫌が悪かった日に教科書を忘れた君に、僕が忘れたことにして罰を代わりに受けたことがきっかけ。君はありがとうと一緒に自分で作ったテストを僕に渡して、勉強をするきっかけをくれた。出来なかったことが出来るようになって。

きゅんきゅんするね。チアイーが優等生だけどおとなしいってわけじゃなくて負けず嫌いでくるくる表情が変わるのが可愛い。ミシェル・チェンさんが素朴なんだけど可愛い。

成長したところを見せようと思った格闘技対決でチアイーは心配で呆れて仲違いをしてしまう。好きがうまく伝わらなくて切ない。

君が結婚する。僕とは違う相手と。だけどきっとパラレルワールドなら僕らはタイミングを間違わずに素直になれて、すれ違わずに君が欲しかった言葉を渡せて、キスだってできたのに。

エンディングめちゃ切ない。青春だな。
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