ホりんご

トランス・ワールドのホりんごのレビュー・感想・評価

トランス・ワールド(2011年製作の映画)
3.7
本日鑑賞済み
映画館-・その他《字幕1》

森の空き家に集まった彼らの共通点とは。
✍🏻感想述べます。

✐とある森の奥深く。夫とドライブ中にガス欠に陥り、ガソリンを買いに行ったまま戻ってこない夫を探していたサマンサは、1軒のキャビンにたどり着く。するとそこに、同じように車のトラブルに見舞われた青年トムが出現。さらに、今度はジョディという女がやって来る。ジョディは恋人と強盗をしてきたばかりで、なぜキャビンにたどり着いたのかわからないという。3人は助けを求めに森を出ようとするが、いつの間にか同じキャビンに戻ってきてしまう。さらに、3人がやって来たのはそれぞれ別の場所や時代であることが判明する。

✐全体的に言えることですが、視覚的に面白さを感じる描写は少ない。しかし、今作は脚本の面白さと伏線回収が素晴らしく、ミステリー要素がとても強い。なぜ小屋に集められたのか、その謎がどんどん明らかになっていく過程がめちゃくちゃ面白かった。
世界観は好きだけど、全編通して景色がほとんど同じなので、だんだんと飽きが来てしまう。ただ、終盤になるに連れて物語の展開が面白くなるので、しっかりと最後まで観れる! それぞれの会話をよく聞いていると、伏線と思えるものが結構あって、それに気づけばより一層面白さが増す。オチはかなり意外なものだったので、今作はぜひともネタバレなしで観てほしい作品ですね!

原題『ENTER NOWHERE』

〔最後に一言〕
"爆発の粗さで少し笑えた"
ホりんご

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