ナナメ後ろも百太郎

昼顔のナナメ後ろも百太郎のレビュー・感想・評価

昼顔(1967年製作の映画)
3.6
愛情120%と言ってもいい医師の夫に「性の欲求」を打ち明けることもできず、それを満たす為に娼館の門を叩く妻。

2:00〜5:00のパート感覚で願望も欲求も満たしていく。
そして夫も怪しむくらいにあからさまに変わっていく。愛情120%だから、疑ってもなお旅行に連れ出したりする夫。

ピエール以外の男性が全員エゴイストのヤバいやつです。


にしてもマルセルはヤンデレがすぎる。
フランス紳士というよりイギリス感あるファッションも良い。
温厚な男性には求めることができない欲求をぶつけやすい感じがとてもある、えっちい男だ。

そして、この娼館に集う男性の変態性はまだ低い方なのでこれから観る人は安心して欲しい。

ただ、オチらしくオチがあるわけではないのでその覚悟だけ必要。