昼顔の作品情報・感想・評価

「昼顔」に投稿された感想・評価

ヒルコ

ヒルコの感想・評価

2.9
あーわかるわ~って部分の使い方が上手なので、そんないやらしくもエロくもなく、見やすく作ってある、けど、あんなの日本人じゃない!

このレビューはネタバレを含みます

現実を越え、白昼夢の中へ・・・

妄想と現実と変態と暴力が混ざり合うブニュエル監督のシュールな演出がカトリーヌ・ドヌーブの美しさを最大限に引き出してる映画。

またカトリーヌ・ドヌーブのおかげで上品で下品というヘンテコな映画になってる。

妄想シーンではカトリーヌ・ドMが楽しめ、現実シーンではファッションショー的な衣装のバリエーションが楽しめる作品。
Jeffrey

Jeffreyの感想・評価

4.5
‪「昼顔」‬
紀伊國屋書店から発売されていて廃盤だったブニュエルの「昼顔」のBD見つけたから購入した。個人的に美貌がピークだった頃のカトリーヌドヌーヴに魅了される…本作は67年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し後にオリヴェイラが夜顔を撮っている。これからこの異常性愛映画を人生2度目の鑑賞した。‪‬冒頭、馬車に乗り森で鞭打ちされる女。ベンチに腰掛け悩み抜き宿へ…髪を下ろす。流石4kと言う美しさ。本作は売春宿で働く女を軸に彼女の夢、幻想と現実を前触れなく突然混ざる形式の為、混乱するがこれが古臭い内容だった小説を画期的な物にし、ブニュエルの策略が本作を金獅子に輝かした。‬ブニュエルが金獅子に輝いた傑作と個人的に思う本作の成功の一つに現実的な物語で終わる低俗な話に幻想を混ぜた点や映像の形式的な美が多いに貢献してるに違いない…更に主人公の特殊な性格がより観客を引寄せる。それが美貌ドヌーヴになる。夫に隠れて売春宿で働く昼顔…それは彼女の名前。‬
綺麗な女性を観るのは大好きなんだが、ドヌーブはもうちょっと年くってからの方が美味しい感じ。この若さではどうも人形じみた作りもの感が際だってしまってつまらない。その分モデルとしては完璧なのでお洋服鑑賞がとにかく楽しい眼福映画。
ちなみに原作読んだ時は中学生だったので結構衝撃で、格調高いのにやたらエロい、そのギャップにカルチャーショックを受けたものだった。
当時の印象と違和感のない映像化で作品世界を改めて楽しめた。
2018/8/11 チネ・ラヴィータにて華麗なるフランス映画で4Kレストア版鑑賞。

時間が空いたので映画館に行き、たまたま丁度良い時間の作品が本作だった。

そのため、"上戸彩主演ドラマ『昼顔』の元ネタ"という程度の知識、かつ、そのドラマも当時は柄にもなく毎週見ていたので、「どれどれその比較を…」ぐらいの気概だった…。

全然違うやんけ!!!!!

まず、開始3分で不感症の話をする主役夫婦に、「◯ー◯◯放出」なるトンデモ字幕が飛び出すなど、流石のフランス文化で格の違いを知る。

そして、カトリーヌ・ドヌーヴ演じるセヴリーヌは、愛はあっても身体は満たされないとし、あらぬ夢に耽るばかり。
これらの夢が現実と曖昧に描かれることで、際立つラストもまた鳥肌モノ。

その後、数々の変態たちとのプレイを面白おかしく見ていると、ガチのサイコパス:マルセル登場で、物語は一気に加速!

この男、前歯のほとんどを金の差し歯にし、座頭市ばりの仕込み杖を持ち歩き、辺り構わず暴れるトンデモ野郎。
彼のお陰で後半はサスペンスフルな展開となり、全く飽きることがなかった!

監督は『アンダルシアの犬』のルイス・ブニュエル。
シュルレアリスムの活動家なだけあって、一々センスが爆発している。
特に前半、セヴリーヌが娼婦の元締めアナイスの元を初めて訪れる際の"期待と罪悪感"を、"階段を上る足"で表現するシーンが好き。

センスといえば、出てくる人々皆がオシャレで、それだけを眺めてるだけでも楽しめる。その点も流石フランス。
ドヌーヴの黒のレザーコートなんか、機能性全くなさそうでもクソかっこいい。

思えば主演としてのドヌーヴは初体験でした。
ケッセル原作の小説も読むと、より官能的。
自分の倒錯した性衝動に負ける…というか正直に生きるって感じ。
y

yの感想・評価

4.4
映画の内容やメッセージ性の評価ではなく、ただただカトリーヌ・ドヌーブが美しい故の評価です。
彼女の美しさに酔いしれれる映画、彼女より美しい女優さんはまだ見たことがない。この作品は彼女の作品の中でも1番素敵に見える。「カトリーヌドヌーブ」という写真集を持っているけど表紙は昼顔のロープにしがみついてる写真。
彼女が出ていなかったら、映画としては評価は1以下かも。メッセージ性も展開の面白さも特にないです。
Nia

Niaの感想・評価

-
ドラマと全然違った。カトリーヌドヌーブってなんかエロい
官能的。
ユリ

ユリの感想・評価

3.1
初めてブニュエル監督の作品を見た

あの「ロジェ・ヴィヴィエのベル・ヴィヴィエをはいたカトリーヌ・ドヌーヴ」を見られて感動した。「ブルジョワ階級のマダムなのに娼館で働くセブリーヌを演じるには、ミドルヒールでブロックヒールである必要がある」というのも見てみて納得。

白ニットのスキーウェアとかテニスウェアも可愛いし、最後の白いカラーとカフスがついた黒いミニワンピース、これぞまさに!というドレスで、ただひたすらドキドキしてた。カトリーヌとグレース以上のブロンド女優はいません。
女

女の感想・評価

3.7
(あっちの昼顔がコメディだと聞いたので、こっちの昼顔を鑑賞。雑誌&Premium の特別編集版 &Movie を読んだら、これが観たくなる人は多いはず)


ものすごい“嫌な”気品のカトリーヌ・ドヌーヴ(褒めてる)。アブノーマルな世界を夢にみるほど、色々欲している医者の嫁役。恐ろしいほど可憐に、淡々と演じている(超褒めてる)。
…淡々と、に見えるのは、音楽がないからか。カトリーヌも作品も、無駄がなくって美しい。それに、夢のシーンの挟み方も唐突ながら淡々としていて、あーこういう映画観るのは久しぶりだな。下手なムードを作り上げてこないから、自分の中の感情と対峙することになるのね。


監督のルイス・ブニュエルさんは、サルバドール・ダリさんのお友達。
かつて共作の『アンダルシアの犬』を拝見したのだけれど、ブニュエルさんもそこそこ癖のある方だと認識はしていて(目玉切っちゃうやつね)。その割に本作は大人しいなぁーと思ったのだけれど。

ラストシーンに全部詰め込んできたなっていう感じ。気持ちの悪い後味。こういうことだなって、どこか嬉しくなって微笑んでしまった。きっと今の私は、とっても妖艶な笑みを作れたと思う。


(それにしてもサポートが素晴らしい職場だったなぁって思っちゃった。娼婦デビューの日の、雇い主アナイスとか優しすぎる)
>|