昼顔の作品情報・感想・評価

「昼顔」に投稿された感想・評価

Haruka

Harukaの感想・評価

3.7
若く美しい人妻の、ひとりよがりな妄想劇…と言うにはもったいない。
よくできた旦那さんはひたすら哀れなんだけど、それよりもこの主人公の内面的な葛藤や混沌が強く訴える。この人妻を責める要素があっても、共感できてしまう。
人の前では言えないような、一見贅沢だけど本人にとっては深刻な悩みが、本当は一般的なんだと思う。
人が心に負っているものは、その人にとっては何よりも大きい。

独り言:マルセル、滑稽だけど私も多分ハマる。
美しい若妻のセヴリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)は、医師である夫と経済的に何不自由ない生活を送っていたにもかかわらず物足りなさを感じていた。
ある日、セヴリーヌは上流階級の婦人たちが働く秘密クラブで娼婦として働くことに。
そして、昼は娼婦、夜は貞淑な妻として二重生活を送ることとなるのであった。

現実と幻想、妄想が交錯する描写。
冒頭は”ギョッ”とさせられましたが徐々に慣れました。
自分も徐々に倒錯の世界へ洗脳され、導かれたのでしょうか…(笑)。
露骨なsexシーンはありません。
クラブへ訪れる男たちの倒錯ぶりがシニカルで(笑)。
下世話にならない上品なところもありで◎。

構成も巧く、ブラック・ユーモアと至るとこでシニカルな描写は自分のツボにハマってしまいました(笑)。

この映画のピエール・クレマンティ、エキセントリックな柳楽優弥に見えてしまった。
YUKI

YUKIの感想・評価

3.5
衣装 ドヌーヴ様の髪の毛 インテリア 細かくチェックして楽しめる 話の内容は途中から退屈してしまうけれど
sonozy

sonozyの感想・評価

3.5
ルイス・ブニュエル監督作は初見。
カトリーヌ・ドヌーヴの若妻&昼下がりの娼婦役を堪能。
冒頭、これは妄想か?というシーンから、若妻セブリーヌ(カトリーヌ・ドヌーヴ)のエロス/葛藤の世界に引き込まれます。
若きドヌーヴはエロさも上品ですね。
mis

misの感想・評価

4.7

とにかく最近話題? の浮気とはまた異なった、人間の欲深さってことね。
このシュルレアリスムがいい。。

(ただマルセル、見た目も中身もむりすぎた)
ask

askの感想・評価

4.2
平凡な言葉だが、芸が細かい。「あら、ボタン取れそうね」なんて台詞をよくそこに入れられるな!
asahide

asahideの感想・評価

5.0
フランスの哲学者バタィユが「エロティシズムとは死に至るまでの生の謳歌である。」と言いましたが、正に本作品はある意味、本のささやかな意味で、ある意味“死と再生、そしてエロティシズム”の物語ではないのでしょうか?死と生、そしてエロティシズムの象徴がふんだんに盛り込まれたこの映画は私の多分、ベスト3でしょう!馬車は一種の“儀式化”だと思います。幻想という異次元の“魔”です。
ヴェネチア映画祭最高賞受賞。カトリーヌ・ドヌーブ主演の現実、幻想、妄想の入り混じったエロティックな異色作。

女性の性をテーマに妄想に苛まれる1人の人妻を描いた話。下世話になりそうな話だが、美しい映像、演出で不思議と上品さが感じられる。

特徴は唐突な妄想シーンの挿入。主人公が夢みる非現実世界は、サラっと現実の延長に挿入されるので、どれが真実かわからなくなる。「さっきのシーンってなんだったんだ?」と観客を飽きさせずに引っ張っていく。

初見だとよくわからないシーンが多くあるので、解説サイトを見てみるとより面白いと思います。
奇妙な映画を見たい人にオススメです。
ブルジョワの退廃ってやつですか。身分と職業の貴賎、色々と反転しているのが冒頭の彼女の姿(顔面蒼白に赤いコート)に象徴されているようで、鮮やか!

数年ぶりで鑑賞すると、あの馬車のしつこいくらいの鈴の音が、劇中で言及された催眠術とリンクしているのに気づきました。音楽も一切ない映画だから余計に耳に残ります。

今作でのドヌーヴ×サンローランの衣装は、芸術の域ですね。
堊

堊の感想・評価

4.4
初めての売春で「名前をつけなきゃいけないね……君が考えた名前だよ?」って言われるくだりで『ラブ&ポップ』思い出した。鈴の音の奴隷商人痴皇みたいなやつ怖すぎるやろ。ガチャ歯の松田優作みたいなラストのやつも凄いが。
>|