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湿地のoden8のレビュー・感想・評価

湿地(2006年製作の映画)
3.1
"私たちは、鎧を身に着け。己を守っているつもりでいる。世の汚れを、離れた場所から眺め。無関係なつもりでいる。"
by エルレンドゥル

いつもの羊の頭っ!??
何を毎晩食うとんね〜んっ!!うまいんかえっ??

ジワジメミステリー。
北欧系ならではなのか。ローテンションでスローリーな展開で。
あまりハラハラさせられる展開はないものの。
嫌〜な湿り気を帯びた独特の引き込まれ方がある。
最後にエルレンドゥルが残すセリフの余韻と重さ。その湿り気が鑑賞後も胸にまとわりついてくる。

父親と娘の愛情模様。
北欧の空の様に鈍よりと穏やかではないが。
そこには、寒さを和ませてくれる。静かで温かな愛情がある。

娘への愛情が
遺伝子を遡り
湿地へと足を運ばされる
悪臭と遺伝子が
男を狂わせる
生まれてくる子に
悪魔の遺伝子が受け継がれたことを
呪う悲劇

"だが。汚れへの嫌悪は、次第に私たちを蝕む。"
"そして、最後には、日常にもどれなくなるのだ。"
by エルレンドゥル

Cast(役者·キャラ) 3.5
Story(物語) 3.5
Architecture(構成) 3
Picture(画) 2.5
Acoustic (音) 3
25-10
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