おとなのみほん

湿地のおとなのみほんのレビュー・感想・評価

湿地(2006年製作の映画)
1.0
かああああああああつ!!!!
何だこの小説の描写まんま綺麗に撮ってみましたみたいなゴミ映画!!
関係性も個性もないよ!!このサスペンスくっそ面白いよ!!のゴリ押し!脚本に!頼るなバカたれ!!
なんっにも解決してねえよ!結末のないもやもや映画が駄目という訳ではなくね!疑問符を投げなさいよ観客に!映画なんだから!!
画面の中から飛び出すもんが何もない!その膨らみも深さも無いから、これは表面的にしか監督が掬わなさ過ぎ!画面の中が空っぽですよ!

やっぱりね、作品の中のハプニングってゆうのは、単純にそれが起こり得る運びの一連ってのがとても大事なんだけどそのディティールが、そのハプニングが起こり得る条件を満たす為だけに進むと無意識下に何が起きてもすとんと受け入れられてしまうんですよ。それが起こらない為に積み上げたものが逆に助けてしまいとんでもないハプニングが起きる。そこで人間らしい個性に感情移入して、惹かれる訳じゃあないですか。おんなじようで全く別の表現ですよこれは。
どんなに可哀想であろうが犯罪者に肩入れした映画にしたら、それはいかんのですよ。それが秩序だから。でもそれが曖昧になってると言うメッセージならまだしもその根底のテーマが一番ぼんやりしてるからそれはもうこっちも雰囲気で観ちゃいますよ。


こんな映画観るなら「殺人の追憶」「マーシュランド」のがよし。観なくてよし!!