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ソウル・フラワー・トレインのkokoのレビュー・感想・評価

3.7
原作:ロビン西『ソウル・フラワー・トレイン』(同名単行本収録)
大の漫画好きで一時期は1700冊ほど所持していた私の人生ベスト漫画のひとつ。
ビニールがけの新刊を中身も知らず表紙のカラフルさに惹かれて買ったっけ。
それから14年。
何回読み直して何回泣いただろう。
6つの短編はどれも良いのだけど、中でも特にお気に入りだった。
父と娘の話にはめっぽう弱い。
このお父さんが堪らなく好きなんだ。

映画として改めてこの話を観て、うん、良かった。
他に何か言うことないのか、と自分でも思うが簡単に文章に出来ない。
平田満のお父さんが良かったし、娘さん役も美人で、漫画とは違うところもそりゃありつつだけど、原作を大事にされてる感じがして納得だった。
シンプルに、この作品を映画化してくれていたことが嬉しい。
最後の劇場でのシーンには、お父さんの気持ちと、娘さんの気持ちと、自分自身の気持ちが押し寄せて大号泣だった。
苦しくなるほど泣いてしまう。
でも泣いたあとは清々しい。

今日は久しぶりに漫画を読み直そう。
多分また泣いちゃうけど、良い一日の終わりになる。
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