まゆか

かしこい狗は、吠えずに笑うのまゆかのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ラスト、「ミサが次の"イズミ"になった」のかと思ったけれど、チュン太が生きていてアヤはまだ行方不明…ペディキュアの色は青…ということは、物語中のイズミの行動は全てミサだった(というか、自分が無罪になる為のミサの嘘)ってこと〜!?!
私たちが94分間観ていたのは、ミサの独白を元にした映像…ミサの都合のいいように作り上げられた話だった??

これは完全に私の勝手な解釈(予想)だけど、ミサの真の目的は「自分をいじめたアヤを殺すこと」だったんじゃないかと思う。
アヤと接点のあったイズミに近づき、イズミと栗田の関係を知り、2人を利用してアヤを監禁・殺害。その後自分の秘密を知るイズミと栗田も殺害…そして裁判所で"自分が盗撮された写真"を見せれば、たちまち自分は被害者に…
これが一番腑に落ちる。

少年少女の葛藤を描いた映画だと思って観たら、「ユージュアル・サスペクツ」だった。


演技や演出やセリフの厨二臭さがむず痒くて手放しに高評価できない。構成が面白いけど、台詞回しが苦手すぎた。
でも考察しているとどんどん評価が上がってくる不思議な映画だ…
まゆか

まゆか