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ジンジャーの朝 〜さよなら、わたしが愛した世界のKentaのレビュー・感想・評価

3.8
エルファニングがメインの作品ということで気になり、Netflixを探ったところ発見したため鑑賞。舞台が冷戦下のロンドンのため、明るくなく物静かな雰囲気の作品。主役の二人がよく映える。そして、少し難しく感じる作品だった。

舞台は60年代の冷戦下のロンドン。青春真っ只中の幼馴染同士二人の物語。ちょうど思春期の二人のため、情緒も不安定でありいろいろな経験もして成長をしていく姿を描いているヒューマンドラマ。同じ病院の隣り合うベッドで生まれた主人公のジンジャーとローザはなにをするにも一緒の仲良し二人組だった。しかし、お互いに成長し変化をする。いつも仲良しだが、時にはぶつかり合いや揉め事も増える。
そんなある時、思想家のジンジャーの父親ローランドにローザが惹かれ始め、二人の友情に亀裂が生じ始めてしまう…。

まさかの結末。そして、ある意味胸糞悪い。60年代の雰囲気といい冷戦下といい個人的には好きな作品になった。元はというとエルファニング目的だったのだが、ストーリーもとても良くスコアも高めにつけた。
でも、自分の親と幼馴染の親友がってなると涙も止まらないだろう。エルファニングの涙が溢れるシーンが多めな作品だったが、演技が上手くてその度に心が揺らいだ。
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