まなみ

リアリティのダンスのまなみのレビュー・感想・評価

リアリティのダンス(2013年製作の映画)
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観たよ



本作はホドロフスキー映画にある相変わらずのイメージの洪水には溺れる事なく楽しめ、個人的に大大大好きな作品でした!

監督自身の自伝的作品とありますが、そこを軸として見ずとも、無神論者である父親ハイメが頑なに他者や自分自身を縛り付けていた鎧を脱ぎ捨て本当に大切な物に気づく…このグッとこずには居られないストーリーにイメージの洪水であるシーンのバランスが見事に重なりエンドロールが終わるその後まで余韻が続き暫く本作の世界に魅了され続けてしまいました

特に母親役であるサラを演じたパメラ・フローレスが素晴らしく、台詞はすべてオペラ調で歌いながらの会話(監督の母親の夢が歌手だったそうな)全裸で放尿、全裸で息子と隠れん坊、全裸で酒場に乗り込む、なんせ全裸のオンパレの気前の良さには好感しかないです!
またその全裸姿が母性に溢れ、尚且つ神々しくて何とも言えないのですが…素晴らしい裸体です(←なんか変態発言に取れるなw)

本作は赦しをテーマにも見てとれ、それ以上に深いものまで感じ取れるメッセージは本人に直接電話して聞きたいくらい😂(なんか笑って教えてくれそうw)

とにかく続編の「エンドレス・ポエトリー」を早く観たくて仕方がない!
まなみ

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