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セブン・サイコパスのsrbkのレビュー・感想・評価

セブン・サイコパス(2012年製作の映画)
3.8
ほのぼのした〜。スクールカースト低めのおじさん3人のひと夏(?)の青春映画。コリン・ファレルを除く2人はナチュラルにいっちゃってる。変わり者の友達から受け取るヘンテコな友情、全くありがたくなくていいよね。たまたまマフィアの大事なもの盗んじゃってそのまま男3人で友情逃避行しながらストレートに自爆してくだけなんだけど、ところどころにニヤッとする軽妙な会話や肩透かしな伏線回収があって飽きずに観られた。7種類のサイコパスの豊かなキャラクターを楽しめると思って観たら期待外れかも。映画紹介のあらすじ、映画観ずに伝言ゲームでもしたんか?ってくらい芯を食わない謎のズラしかたされてるから信じないで。しかし俳優陣とセリフと訳がとてもいいな。SHERLOCKのサイコなベネディクト・カンバーバッチとそれに振り回される可愛いおじさんとか好きな人は好きかも。暴力シーンが無駄にグロいのもよき。こういう男だらけの映画にありがちな、女の人格が無臭化されて暴力の対象としてしか存在しなくなる浅薄さにもさらりとちくりと丁度よく指摘されてるのもよかった。
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