横尾忠則の「言葉を離れる」というエッセイを読んでいて、しきりに三島由紀夫がでてくるから見ようと思った
ひとは肉体を持って生まれてきて後から言葉を覚えたはずなのに、三島はその真逆だと自分で思っていたのか...
横尾忠則の謙虚な言葉使いとは相反する三島の表現方法は、言葉を失わずに鍛えた肉体がなし得る技というか...
見られる側にも見る側にもなろうとしたのが全てを奪う側にも奪われる側にもなるという結果になったのは必然的だと思ったし三島を理解できるかもしれないと思った自分が気持ち悪いな...
やっぱり言葉を失った肉体が美しいと思う自分は横尾忠則のように謙虚にこういう人を見守ることしかできないんだ
石岡栄子のセットデザインも美しかったなぁ
