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42〜世界を変えた男〜のaのネタバレレビュー・内容・結末

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

人種差別があり、野球界でも白人だけがプレイを許されていた時代で、初めての黒人メジャーリーガーを目指す男ジャッキーロビンソンがいた。彼がグラウンドに立つと観客や相手チームからの罵倒、危険球、脅迫が書かれた手紙。世間に立ち向かおうとする主人公と、支配人のリッキー。そんな彼らを見て周りのチームメイトも意識が変わっていく。世界を変える男たちの物語。差別に耐えてやり返したい気持ちもあるのにグッと堪え、野球で勝敗をつける姿勢に心打たれた。「やり返さない勇気を持つ」ってしんどくて、自分との戦いだと思う。日本に住んでいると差別について考える機会が少ないのでこの映画に出会えてよかった。当時は白人専用のトイレなど、有色人種と白人で分けられているような時代。そんな時代で、黒人初のメジャーリーガーを目指すのは並大抵の挑戦ではない。みんなができないことをやろうとする勇気が素晴らしい。昔と比べれば差別は小さくなってきているが今も日本人だって、海外に行けば目を細める顔真似されたり、イエローモンキーだって言われたりするって聞いたことがある。差別が無くなる時代はまだまだ遠いと思う。大好きな友達が周りと違う人種で、彼らが馬鹿にされたりしたら庇うことができるかな、無意識に差別的な発言してないかな。そういう身近で起こる差別から自身も含めて治していきたい。
1940年代の話で、街並みや車、音楽などレトロな感じで古いけど、いい味出ていてカッコよかった。
主人公は今は亡きチャドウィックボーズマンが演じ、どっしり構えて落ち着いて冷静に対処する姿がぴったりの配役だった。ブラックパンサーのティチャラ国王に抜擢されたのもこの落ち着いている雰囲気の演技があったからでは?と思う。
リッキー役のハリソンフォードが僕のワンダフルライフのイーサン(ボスドッグの飼い主)かと思ったけど違った。イーサン役はデニスクエイドという俳優。声も顔も似ているという発見があった。
メモ:ジャッキーの偉大な功績が認められて、背番号42は全球団の永久欠番となり、MLBでは毎年4/15はロビンソンデーと決め、希望する選手や審判には42のユニフォームを着てプレーすることが認められている
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