リッジスカイウォーカー

42〜世界を変えた男〜のリッジスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)
4.5
「耐えることが勇気」
勇気というのは、立ち向かうことという理解だったけど、そういう考え方もあるんだな。

不当な差別は人の尊厳を奪う行為。
そういう社会になっていたら、変えていくのは1人では難しい。

だけど誠実に、紳士に、ルールの中で実力を示していけば、ゆっくりと、確実に、取り巻く環境は変わっていく。

実話だけにじんわりと勇気が湧いてくる。

この場合はハリソン・フォード演じるブランチ・リッキーがいたからこそ、ジャッキー・ロビンソンの取り巻く環境が変わった。

人生における環境の変化は、誰かの想いが重なり合うことが大事で、決して1人では変わらない。

ただ心を動かすのは、誰かの目に止まることが、まず大事なことなんだと思う。

だからいつの時も、後ろめたいことなく、自分自身を高めることを怠ってはいけないよな、と思ってやまない。

後ろめたいことをしていると、どこかで足元をすくわれるものなんだよね。。
(罵倒してた監督、不倫?してた監督、署名を集めた選手など)

人間として大事なことが詰め込まれた素晴らしい作品ですね。多くの人に観てほしいです。

しかし、ハリソン・フォードって最初はわからなかったなぁ。

あのニヤっていう表情を見てピンときた!w

うまーくメイクしてありますね。
本当にむちゃくちゃおじいちゃんで、パッと見ハリソンとはわからない。

だからこそ、話にもより没入できたのかもしれません。

そういう役作りの徹底振りはさすがアメリカだなと思う。