ユカートマン

スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団のユカートマンのレビュー・感想・評価

3.7

中国系の女子高校生と付き合ってるダサいバンドマンの主人公のもとに夢にまでみた理想の女の子が現れる。デートするには7人の元カレを倒さなければならない。

一人目 海賊のようなアイメイクをしたインド人。ボリウッドのように歌いながら踊りだすも倒すことに成功。
二人目 クリエヴァ演じるアクションスター、ではなく彼ののスタントマン数名にリンチでボコボコにされるも最後はタイマンをはり、勝ち目がないので無謀なスケボーをさせ自滅させる。
三人目 主人公の元カノのバンドのベースマン!なんと四角関係!力では勝てそうにないのでベースでバトルするも、やっぱり勝ち目がなくビーガンの彼に牛乳入りのコーヒーを飲ますことでビーガン警察の御用となって項垂れてるところに頭突きをかまし、成功。
4人目 出来心で付き合ってみた女の子。レズビアン。もはや元カレではない。足の裏を触ることで倒すことに成功。
5.6人目 王様のブランチの物件紹介コーナーでお馴染みの日本人の双子。セリフはない。なぜ出演したのだろう。
7人目 この軍団を組織したラスボス。果たして倒せるのか!?

韓国系カナダ人の描いた漫画が原作らしく、キスするとハートが舞い散ったり、元カレを倒すと血ではなくコインが出てきたりその世界観はまるでゲームのよう。それを決定づけるのがピコピコした音とエイトビットのファミコンのような地球(ユニバーサル)のデザインのオープニングで、動画を撮ってツイッターに載せてしまうほど可愛かった。ちなみにユニバーサルのテーマソングは劇中、俳優役としてクリエヴァが登場する時にも流れる。

彼らのバンド名はのセックスボムヘイはマリオに出てくるキャラクターが由来とのこと。凝ってるなぁ。セックスボムヘイの曲好きだと思ったらBECKが音楽を提供してるらしい。そりゃいいわ。タランティーノの家の地下に居候してた監督はホットファズやショーンオブザデッドなんかも手がけてるらしい。とにかく新年一発目にふさわしい面白い映画でした。
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