まんま「メン・イン・ブラック」の設定だった。
エイリアンがデッドに変わっただけで、ノリの軽さからギャグの寒さなんかもそのまま。
二人の姿が人間界では老人と美女に見えるという設定は面白いけど、それがギャグにしか生かされていなくてもったいない。
それと、ジェフ・ブリッジスが喋りすぎて鬱陶しい。
あのダミー声は口少ないキャラだと渋いんだが、おしゃべりキャラだと異様に耳につく。
中盤あたりまではほぼ二人の会話のみで引っ張るので退屈するが、後半からはデッドが街中で暴れまわったり人間界と冥界を繋げようとしたりドタバタしだすのでちょっとは楽しくなる。
それでもありがち。
ケヴィン・ベーコンの悪役も、近作のキャラの濃さから比べると落ちる。
いったいどこに130億も使っているんだろうと思わずにはいられない映画だった。
