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甘い鞭のmaluのレビュー・感想・評価

甘い鞭(2013年製作の映画)
3.8
竹中直人の件興奮してしまいました。
マルキドサド、澁澤龍彦に反応してしまう者として。
竹中直人がサディズムの本質をよく理解していたと思う。本当のサディストはマゾヒストなど好まない。
本物のサディストは痛めつけて悦ぶ相手には満足しない。
相手の精神的な苦痛に興奮するのがサディストであり、つまり肉体的に痛めつけるのは精神的苦痛のツールでしかない。
サディストがサディストを痛めつけるというのはゾクゾクしてしまう。
最後のサディストの伊藤洋三郎が要求するキリストの件も、マルキドサド自身の本質に迫っていて感心したなー。
精神の自由、解放。

奈緒子はあの日以来、MではなくSの芽生えがあったんだろう。
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