キミシマユウキ

甘い鞭のキミシマユウキのレビュー・感想・評価

甘い鞭(2013年製作の映画)
1.0

彡☆AVじゃないよ、壇蜜だよ☆彡

※序盤は映画とびっくりするほど関係ないです。

~この映画を観た経緯~
私事だが、このたびやっと配信系サービスのNetflixを一月お試し期間で使うことになった。hulu、UーNEXT、更にはTSUTAYAディスカスまで併用している自分的にはもはや新しい映像配信サービスが介入する隙も無いのだが、そこは映像配信マスター(自称)の意地としてとりあえず初めて見た。
そして開始早々Netfilix(以下ネトフリ君)に一言

ネトフリ
「あなたの好きな映画をこの中から選んでください♪ここからあなたにピッタリの映画を自動でチョイスします♪」

的なメッセージと共に見たことのある映画の数々が画面に表示してくれたのでとりあえず面白かった作品をポチポチとクリックした。するとネトフリ君がしばらく考え込んだ(ロード)後に

「それでは楽しい映画ライフをどうぞ♪」

と言いメニュー画面まで飛ばされた。自分はせっかくなので新しい友達になるかもしれないネトフリ君の
「あなたにオススメの映画」一覧を観てみた。
その結果、、、、

『風俗行ったら人生変わったww』
『キス我慢選手権 THE MOVIE』
『甘い鞭』
『プリズンブレイク』(←逆になんでやねん)

上の方ほとんどエロ映画ばっかじゃねえかwwwwww

ということでせっかくのネトフリ君のオススメを無下にするのも申し訳ないので、全く自分の意志ではないが、仕方なく、この映画を観てみることにしたのである。いや、全然壇蜜とか興味ないし。鞭とか痛そうだし、全然見たくなかったけどね?仕方なくだよ?

内容としては驚くほど重いしハードでピチピチの20代で穢れを知らない純粋無垢な自分には厳しいものがあった。
高校生の頃に裏に住んでいたおっさんに拉致監禁され、一ヶ月もの間むち打ちを含む性的暴行を受け、機会をみてなんとか殺して逃げ切れた…というトンデモない経歴を持つ女医さんの壇蜜が、過去のトラウマを抱えながらあの時の禁断の味を忘れられずに夜な夜な”副業”として裏SMクラブのM嬢をまでやってしまう…というものだ。
うん、文字にするだけで重い(笑)
そんなわけでエロ描写がもう露骨すぎてというか痛々しくて全然興奮しなかった。壇蜜の美しい肢体と整った乳房、そして綺麗に毛を抜いたであろう陰部が見れただけでも儲けものだが、とにかく鞭やら蝋燭やら緊縛で女性をいたぶるのでそういう性癖がない方には可哀想にしか見えないだろう。
しかも残念なことに、みなさんご存じ自分は自他ともに認めるドM、二言目にはドMなので、壇蜜がいじめてくれるならまだしも壇蜜がいじめられてるシーンには特になんの感動もしないのだ。

女性を虐めるなんてよくないです。
そんなに虐めたいなら僕を虐めなさい。(変態紳士)

壇蜜の高校生時代を演じた女の子も素晴らしいリアルさでおっさんに襲われるシーンはただただ可哀そう。傷だらけ血だらけになりながらも必死に抵抗する姿には涙腺を刺激された。
あと有名な俳優で言うと竹中直人が結構なドS変態として出ていたが流石ベテラン、変態の貫禄が違った。

とにかく最後までよく見れたと自分で自分を褒めたいほど嫌いな映画だったが、もっと芸術的な側面を捉えられた方がいたら教えてもらいたい。そして

「この映画の良さもわからないのかこの豚野郎!!」
と蔑んでください。



壇蜜好き、SM好き、というかドSの人にはオススメの作品。