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アメイジング・スパイダーマン2のtatsuのレビュー・感想・評価

3.5
今作はなんといってもラストの衝撃がでかいですね。

まさかの「ドン」・・・全世界のアメコミファンにトラウマを植え付けましたね。この演出、先日公開されたヴェノム2にもありましたね。

ちなみに、最近になって原作について調べていて分かったのですが、一応あれは原作通りの展開なんですね。それにしても衝撃的でした。デートで鑑賞したのですが、帰り道は終始無言だった事は忘れられません。

しかも、そこで打ち切りとか。このもやもやは・・・

今作に登場するノーマン・オズボーン、ハリー・オズボーンのグリーンゴブリンについては、原作では、確かゴブリンフォーミュラ?とかいう緑の液体打って強化した副作用で、正気を失うというものなのですが、少し原作とは設定が違い、既に持病として患っているという設定。これが、後にまたこの世界のハリーとピーターの確執を深める事に・・・

結局、サムライミ版もマーク・ウェブ版もハリーとピーターは親友でありながら、争う事になってしまうのは悲しいですね。

また、スパイダーマンシリーズの何がいいって、ヴィランが本当に魅力的ですよね。根っからの悪っていうよりは、ちょっと悲劇的。しかも、ピーターも本当は戦いたくない相手というのが味噌。

大いなる力には、大いなる責任が伴う。この言葉に突き動かされるピーターも、一歩間違えれば彼らのように力を悪用してしまうかもしれない。そんなヴィラン達は、ピーターの鏡のような存在として立ちはだかるという構図が面白いです。
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