期待したより良かった。長いけど。デインデハーンが大変良い。ただせっかくかっこ良いのにグリーンゴブリンになって不細工になるのがもったいない。マークウェブは若者の恋愛を描くのが大変上手いだけでなく、スパイダーマンのアクションにも良いこだわりを感じる。スーツが前作よりコミックに近くなっているし、このシリーズに愛を持って取り組んでいるのが伝わってきます。ピーターがスラッシャーのTシャツを着てたりサブカルチャーに造詣が深い監督なので、色々が程々にダサくなくて良かった。音楽とか。コミックのシネマライズの中では傑作の部類なのではないか。
ハリーの描写は編集で随分削られたのではないかと想像する。ハリーの描き足りなさがこの映画の一番の欠点だけど、デインデハーンの存在感と演技で何とかカバーできてて私の中ではギリギリセーフです。
