ヒーロー映画において、ヴィラン誕生にヒーローが関わっていないと「もしこの世界にヒーローがいなかったら…」と考えてしまうが、今作では全てのヴィランがスパイダーマンという存在から連鎖して誕生してしまっている。
ニューヨークシティがスパイダーマンを必要としているのと同時に、スパイダーマン自身が更なる巨悪を生み出す原因となってしまっているジレンマを、エレクトロとグリーンゴブリン、ライノの３人のヴィランを使って上手く描き出している。
前作の割と「おい！！！」ってなる終わり方から一転して、今作のクライマックスはヒーロー映画屈指の名シーン。
メインヴィランのジェイミー・フォックスもデイン・デハーンも演技が最高にクールで格好良かった。
4DXで視聴すると、本当にスパイダーマンと一緒にNYのビル群を縫って飛び回るようなこれ以上ないライド感を体験できるのでオススメ。
