おてつ

ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディエルマン/ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマンのおてつのレビュー・感想・評価

4.6
『ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地、ジャンヌ・ディールマン』
未亡人のシングルマザーの3日間を描いた作品。観客と女の視点の完璧なまでの融合。流麗かつ自然で演技の枠を超えた1つひとつの動作が筆舌に尽くし難く、女の虚無感や悲哀を捉えたであろう小さな変化が劇的に見える。セリフを最大限に排して、雄弁な所作で物語る…1日目のなんでもない日常から徐々に崩れていく2日目以降がとても面白い。これはすごい。
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