1980年代に仙台で実際に起こったクロロホルム連続暴行魔事件をもとに作られたド犯罪映画！
リズミカルな改札鋏さばきと、そのカチカチ音をバックにタイトル｢A pool without water｣ドーン！からのクレジット！クレジットが流れ始めると同時に、当事件の被害者女性による不思議になまめかしい事情聴取書を読み上げる声が重なる。
この異様で不気味でカッコいいオープニング！メチャクチャ好きだ！
…しかし、それ以降は、、
前半コメディ、後半は内田裕也がひたすら怖キモいストーカー物語！😱
良くも悪くも変～な映画であった。。
｢水のないプール｣がなんのメタファーなのか結局よく分からずで勝手に消化不良に。クロロホルムで眠らせた女性にダイブする裕也を見てて、愛(水)で満たされることはないけど、身体(プール)だけで満たされるものもあることが、それなのかなと、無理矢理決着させました。水のないプールで大の字になって寝転ぶ裕也のドヤ顔をみてますますそう思いました。解説や他の方の考察がみたい。
前半コメディと言いましたが、原田芳雄が出てくる場面がもう爆笑ものでした。1シーンのみの登場ですがセリフ一言一言がおかしくてアンタ何言ってんだ感が充満してました。また原田芳雄の出で立ちが昭和の戦隊ヒーローの司令官を思わせる濃～いなりをしていて印象が脳にこびりつきました。注目です！その他、力也、沢田研二、タモリら豪華キャストが1シーンのみ登場するという贅沢映画になってます。
それにしても若かりし頃の内田裕也はえげつないですね。。『十階のモスキート』『魚からダイオキシン』など惹かれるタイトルの作品がいっぱい！気になる！
