「もう不幸は沢山だ、誰にも邪魔はさせない。相手が人間であろうとなかろうと。」
ホラーと言うよりは、心霊ミステリー。
霊感のある人が渦中にいる殺人事件の話。
「なんでそうなんだよ」っていう無理のある展開が多すぎて、いまいちノレない。
女の子が死ぬまでの展開とか、コントか?ってくらい無茶苦茶。その中身の入ってないトランクなんなんだよそもそも。何に使うつもりで持ち出したんだよあんなでっけぇトランク。そんでなんで中身がおかしいことに数日間気づかないんだよ。
事件発生後に主人公夫妻がずっと悪手しか打たないのは冷静な判断力を失ってるから的な理屈で納得できんこともないけど、事件の発端の納得感が余りにも薄い。もっと自然な状況を考えて欲しかった。
相変わらずイカれた役所広司が面白い。幽霊を殴打して撃退するっていう超パワフルなシーンがある。
あとお化けの描写はなかなか不穏でGOOD。恐ろしさはそこまででもないけど、とにかく不穏。そこはかとないガチ感がある。