まっと

降霊 KOUREIのまっとのレビュー・感想・評価

降霊 KOUREI(1999年製作の映画)
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※無駄にクリーピーにも言及している
話としてはとても苦手で映画としてはとても好き

取り返しのつかないこと、とかそんなつもりじゃなかった、といった要素でついさっきまでべつに極悪人ではなかった人たちが罪人になっていくのが結構耐えられない

でもそれはそれとしてこの幽霊表現が大好きなんじゃ……😔 黒沢清の幽霊の物理な感じが好き!でも肉体感や生々しさといった生命を感じるわけではなくて、絶対にこの世にあってはならないものだと認識させられる 女の子に手のひらべったりされて観念したかのような役所広司が……あそこで自分たちの通常の人生の終わりを悟ったんだろうか……

昔からこの映画の役所広司の妻への眼差しが本当に優しくて余計悲しくなるんですけど、これを観てクリーピーを観るとやはり同じ優しい夫でもあちらの結局妻を勘違いしまくっていた夫はどこか胡散臭さが違って 我が人生の推し西島秀俊の確かな演技プランにうれしくなったのであった

ところで草なぎ剛がメチャクチャ良い味出してて俳優としてのSMAP大好き人間にはたまらないね つよぽんの絶妙な人間ぽさの無さと妙に優しい喋り方……
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