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六月の蛇のpeachfizのレビュー・感想・評価

六月の蛇(2002年製作の映画)
4.0
股のあいだにバイブをつっこみ、恥じらいが反転され、快感へと裏返っていく、その解放された姿よ。憧憬にすら思える。雨は解放を抑えることもなく、むしろその解放性を艶やかに映し出す。二回町へ出る、そのコントラスト。方や社会の内側、方や社会の外側に位置し、外から社会を笑うかのように八百屋をチラと見る。通り過ぎる。秘密クラブ。ラストの解放されたあとのそのままの愛。東京フィストと同じ、2人の男と1人の女の構造。これ、もう一回見たほうがよさそう。
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