六月の蛇の作品情報・感想・評価・動画配信

「六月の蛇」に投稿された感想・評価

Nyx

Nyxの感想・評価

3.5
人にお勧めして頂き鑑賞。アングラ演劇的な作品。円満といえば円満。
大学生の時に一回観ていたけどその時は目が開いてなかった。おぞましいレイアウト、完全な脚本、美しいセリフ、途切れることのない水と雨の音。正常を極めた映画だと思う。死や虚無に立ち向かい、勝利している瞬間がこの映画の中で確かにあった。一瞬の永遠。
僕は漫画家だと押見修造、監督だと園子温の作品が好きなんだけどどっちも共通してるのは「変態」というテーマをもっているところ。変態性は人類誰もが持っているのに、それを普段は隠していたり自分自身のそれに気づいてなかったりする。

この映画も変態というテーマで共通している。ただ、変態だけで終わるならAVと同じだろう。だけど、先にあげた作家たちも塚本真也もその変態を突き抜けた先の何かを描こうとしている。
奥さん(黒沢あすか)がズタボロで帰ってきた旦那を見てふと瞳を滲ませて流した涙。それこそが変態の先の「何か」だと思う。それは真実の愛だとかそんな陳腐でありふれた言葉では言い表せないものだと思う。
塚本監督は、そう言えば「野火」以降しか観てなかったので過去作を観てみました。

ブルーを基調としたモノトーンの映像。6月の雨。憂いを含んだ女性。なんとも魅力的な画ですね。

その魅力は、黒沢あすかのビジュアルによるところも大きい。

でも、中身は変態です^_^

魅惑的な映像世界の中で描かれるのは、歪みまくった愛と死と性と生。

混乱の中で夫婦が取り戻したものは、愛なのか生なのか?よくわ分かりませんがハッピーエンドやと感じました(^^)
めり

めりの感想・評価

4.0
田口トモロヲさんや寺島進さんのちょい使いがまたイイです。秘密クラブみたいな感じとか、少し鉄男風味なあたりとかエロの感じとかやっぱり塚本晋也!って感じで素晴らしかったです。
わに

わにの感想・評価

2.9
生を描くことは当然性を描くことにつながるべきで、そうであればメンタルにズシンとのしかかってくるような作品であってほしい。その視点で見ると、力作だと感じます。

もちろん女優が脱いでもいるのだけれど、度々カタツムリや排水口といったトグロを巻いているような象徴や性器を連想させるようなモノも挟んでくるところでの演出も良かった。

ま、話はAVです。
正直話はあまり響かないけど、とにかく映像音響設計が凄い。レイアウトの鬼。
Keroyon

Keroyonの感想・評価

3.0
塚本監督の変態性がなんとも
良い!
全編湿度全開の雨の映像に
ブルーフィルターの
モノクロ画像がエロい!
塚本監督の影の使い方て上手いよな〜
それで無くても色ぽい黒沢あすかが
演じる人妻がエロさ全開!
初見。なんとなくおもんなさそうだったのでスルーしてたが、ここんとこ塚本晋也が意外と良かったので何となく観てみた。そしたら意外とツボにハマる笑える変態エロドラマでした。
ひでP

ひでPの感想・評価

3.9
この監督の作品は『鉄男』以外観たことがなく これが二作品目。こころの悩み電話相談室で働く女は潔癖症の旦那と2人暮らし。ある日 女のもとに郵便が送られてくる。その中には女が自慰に耽る姿を盗撮した写真と携帯電話が…。鳥の口器のような奇怪なマスク等 相変わらず独特。暗い映像に小さな声と終始降り続く雨。大雨の中の彼女の姿に見惚れた。塚本らしさが良い。好きです。
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