とよちゃん

エヴァの告白のとよちゃんのレビュー・感想・評価

エヴァの告白(2013年製作の映画)
3.1
これも邦題が作品の良さを貶めています。
直訳すると「移民」で映画を見たところ移民でやってきた主人公の悲しい数ヶ月を描いているのに告解する事がテーマのように思ってしまうのです。
この時代当たり前のようにあったであろう移民者の残酷なまでな現実。
母国の戦争で両親を殺され姉妹でニューヨークにやって来たのに妹は結核で隔離されるし迎えに来るはずの叔父には裏切られる。
そんな大変にことを見越して甘い言葉で誘い込む女衒のような男、ブルーノを演じているホアキンフェニックスの物凄い演技に圧倒されます。
娼館は劇場を隠れ蓑にして禁酒法時代だけれど酒もあるし踊り子さんはテイのいい顔見せで入り乱れている感じが今では信じられない世界です。
ニューヨークの街並みはゴッドファーザーやワンズアポンナタイムとものすごく似ており使いまわしているかと思ってしまいました。😅
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