オーウェン

エヴァの告白のオーウェンのレビュー・感想・評価

エヴァの告白(2013年製作の映画)
3.7
ポーランドからアメリカへ移住する際に妹と隔離されたエヴァ。
彼女自身も隔離されそうになったとき、それを助けた紳士ブルーノ。
だがブルーノの正体は売春を斡旋する業者だった。

邦題の告白とは神へのという惹句であった。
妹を助けるため。そのためには金が必要。だとすれば闇の世界に染まれば妹を救える。
選択肢のない堕ちていく過程とはこういうものかと圧倒させる。

マリオン・コティヤールが頼りない女性から、生きていくため強い女に変貌していく。
またホアキン・フェニックスとの利用から愛情へと変わっていく仕草も出色。

生きようとすることは罪なのかという問いかけは、この映画を最も端的に表しているように思う。
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