ムギチャ

硝子の塔のムギチャのレビュー・感想・評価

硝子の塔(1993年製作の映画)
4.2
ミイラ取りがミイラになりそう、な展開で
ギリギリで踏みとどまった話。

色んなキャラクターがいるなかで、
盗撮しているのは誰か、殺人犯は誰か、
という問題が平行して進んでいく。

女編集者は盗撮されながら生活をおくり、
恋愛し、恋愛の相手は実はマンションのオーナーで、
その恋愛相手に盗撮されていた。
その男はマンションの全ての部屋を盗撮していて、
もともと編集者自身にそういう趣味が少しあったので、
本や映画より面白いリアルなゴシップや生活が
覗き見れることに興奮する。

ここまでのストーリーはインモラルで完璧。
ただ最後のクライマックスが、
女編集者がパニックになって、盗撮部屋を壊し、
結局のところ、恋人は盗撮はしていても殺人犯ではなかったものの、
まともな人間になって、
と言い放ってエンドロールな終わり方が残念。
ムギチャ

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