【気持ちのよろめき(だけ)】
もう少し不倫愛的な要素が強い映画なのかと期待して(笑)いたのですが、人妻の気持ちがよろめく程度のお話ですね。
観光映画的な部分はそれなりにあって、そこは楽しめます。カイロ市街やエジプト人たちの様子、アレクサンドリアまで知人の子供の結婚式に出かけていくところ、そしてピラミッド見物に行くところ。
また、夫のいるパレスチナまでバスで行こうとして、途中で検問にあったり、隣り合った少女から手紙を託されたものの・・・・というあたりは、単に観光映画にはとどまらなず、国際情勢の厳しさをうかがわせる作品にもなっていました。
だから悪い映画じゃないんですけど、でもどこか物足りなさが残る。やはり映画なんだから不倫まで行ってくれないと、お金を払っただけのことはあるという気持ちになりません(笑)。俗なワタシで済みませんでした。