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カイロ・タイム 異邦人のodyssのレビュー・感想・評価

カイロ・タイム 異邦人(2009年製作の映画)
3.0
【気持ちのよろめき(だけ)】

もう少し不倫愛的な要素が強い映画なのかと期待して(笑)いたのですが、人妻の気持ちがよろめく程度のお話ですね。

観光映画的な部分はそれなりにあって、そこは楽しめます。カイロ市街やエジプト人たちの様子、アレクサンドリアまで知人の子供の結婚式に出かけていくところ、そしてピラミッド見物に行くところ。

また、夫のいるパレスチナまでバスで行こうとして、途中で検問にあったり、隣り合った少女から手紙を託されたものの・・・・というあたりは、単に観光映画にはとどまらなず、国際情勢の厳しさをうかがわせる作品にもなっていました。

だから悪い映画じゃないんですけど、でもどこか物足りなさが残る。やはり映画なんだから不倫まで行ってくれないと、お金を払っただけのことはあるという気持ちになりません(笑)。俗なワタシで済みませんでした。
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