ガザにいる夫に会いにカイロに来たジュリエット。国連職員である夫はなかなか会いに来られず、夫の部下であるタレクに現地を案内してもらうことに。
カイロの観光宣伝ビデオか、というぐらい街並みが美しい。水タバコはわたしもバンコクのアラブ人街で吸ったことあるけど、リンゴの香りなんかしたかなあ?めちゃくちゃ美味しそう。
ジュリエットはタレクによろめいたんじゃない、タレクとカイロに惹かれたんだろう。見知らぬ地での胸のざわめき。
パトリシア・クラークソンがとても良いんです。
彼女は作品によってはすごく嫌な奴の役やったりするけど、こういうのもある。彼女はいつも甘えた口調なのになぜかいやらしくない。いやらしくないのに甘い。そして悲しい。悲しいのに重くない。これはそんなパトリシア・クラークソンを愛しむ映画。