れちゃん

カイロ・タイム 異邦人のれちゃんのレビュー・感想・評価

カイロ・タイム 異邦人(2009年製作の映画)
4.0
切ない!タレク!!!!!!!笑
全体的にカットがとても良い映画。
ひとシーンひとシーン、色や景色、その場に吹く風が伝わってくるかのよう。
パッケージ的にもろ不倫な感じがしてきますが、実際はもっとピュアな感じ。
川のシーンが一番綺麗だった。赤と白のしましま屋根のステキな船。

雑誌社で働くジュリエットは、夫である国連の職員のマークに会うために休暇でカイロに。でも、夫はガザの難民キャンプからなかなか帰ってこれずに、夫の元警備担当のエジプト人タレクに色々案内してもらうんだけど…

ヒロインは「幸せのまわり道」と同じ方。
知的で悲壮感漂う感じがする。わたしは好き。

待ってなきゃいけないってわかってるのに、ガザまでバスで行こうとする無謀ぶり。
そしてバスの中での
Do you have the time?
時間ある?ではなく、何時ですか?ってのが未だに謎な言い回し。久しぶりに聞いた。

シーシャ初めて吸うシーンで、タレクが思いっきり口つけたものを渡されて、ちょっとドキッとしちゃってるジュリエット見てるとこっちも恥ずかしくなってくる。

印象に残ったセリフ
タレク
「ナイルの水を飲んだものは この地に戻る」
有名なことわざだそうです。よい言葉。
れちゃん

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