つな

ビザンチウムのつなのレビュー・感想・評価

ビザンチウム(2012年製作の映画)
3.8
長い時をさまようヴァンパイアもの。
血の色に変わる川、血だらけのハンカチを口元に当てるシアーシャローナン、ホテルビザンチウムの黄色いネオン、とスクリーンに広がる色彩が禍々しくも美しく、素晴らしいショットの数々にうっとりでした。
突っ込みどころは多すぎて映画そのものの出来はそんなにかもしれません。でも、少女のモノローグの寂寥感や永遠の命はどうなるの?!といった、めくるめく中二感wが大好きです!
そして、イギリスの階級社会や旧来の男尊女卑な社会への反発が描かれているところがまた新しくて良かったです。
つな

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