OASIS

ビザンチウムのOASISのレビュー・感想・評価

ビザンチウム(2012年製作の映画)
3.0
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」のニール・ジョーダン監督が再び吸血鬼を題材にした映画。
長きにわたって各地を転々としながら生活を続けるヴァンパイの少女クララとエレノア。
クララはエレノアの面倒をみる為、売春婦として働き続けていた。そして事件が起きて新たな住処を探す中、ホテル・ビザンチウムへと辿り着く、という話。

ジェマ・アータートン、シアーシャ・ローナンという美女と美少女コンビは画面に写るだけでも画になってしまう。
特にシアーシャの透き通る碧い眼の美しさといったら・・・。

冒頭にショッキングな描写があり、そこで吸血鬼の美しい恋愛を期待した人はビクッとする事うけあい。
あまりにもいきなり首が吹っ飛ぶので笑ってしまった。
その事件をきっかけに、追われる立場となった二人が行き着く場所で、エレノアは白血病に犯された少年と出会う。
この二人の恋愛模様が大きな主軸。

クララは血を吸う為には誰彼かまわずに手をかけるが、エレノアは違う。
そのものが旅立つ準備が出来た時のみ、もっとも美しい姿で送り出してあげるという血を吸う行為が救済となっている。
二人の対比の中に宿命に従うものと逆らうものの葛藤が見えてくる。

ただ、事件が大きく動き出すのがラスト15分あたりからなので、そこまでは母の過去の話がメインとなって退屈に感じてしまった。
滝が血に染まるなんていう風景は美しいんだけど・・・。
でも、吸血鬼美少女+シアーシャ・ローナンという「モールス」のクロエ・モレッツにも匹敵する、最強の組み合わせを観れただけでも満足でした。

ジェマ・アータートンもエロすぎる。
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